2007/12/18 火曜日

9日目:写真に文章を入れたよ!

 周囲でクラシックカメラ熱が再燃している。日々進化するデジタルカメラの高機能に胸躍る一方、あの製品サイクルの速さに一種の虚しさを感じるのは、排泄や放屁に並ぶ人としての摂理だろう。

今日の一枚

 絞り羽根とシャッターで露出を調節し、レンズを透過した光をフィルムに塗布された感光材に露光するという一連のプロセスが機械として見えるところに、ブラックボックス的なデジタルギアにはない安心感を感じるのだ。

 流行や進化という言葉から切り離されてなお、輝かしい存在感を放ち続けるクラカメやSLのような、そういう人に私はなりたい。

 あ、でも、撮ったフィルムはスキャナで読み込んでデジブックにしますよ、もちろん。でね、文章の話に戻るんですけどー。

 え? どうして4日も前の話題に戻るのかって? いや、本当は昨日、この話を書こうと思っていたんだけれど、「お届けシェルフ」なる新機能が突然実装されてしまったため、関心がそちらに移ってしまったというわけ。だから、今回は文章の話の続き。

 さて、いうまでもなく、文章はデジブックを作成してから「編集」を使って挿入するのが基本。このとき、デジブックに文章が入った状態を確認しつつ改行位置を調整すると、見やすさ、美しさにおいてより完成度が上がる。意識してみよう。

デジブックエディタで文章を編集

 ただ、この方法だとデジブックを作るたびに文章を入力し直さなければならない。それに、同じ写真を何冊ものデジブックに使い回すこともあるだろう。その場合も、同じ文章を何回も入力するハメになる。
 これは面倒だなぁ。どうにかならないの、コレ? と蔵衛門通信でおなじみの東氏に相談したら、非常に便利なテクを教えてくれた。フォトライブラリで写真に文章を登録してしまい、デジブック編集時の文章入力の手間を最小限にとどめる方法だ。

 フォトライブラリで写真を選択したら、メニューバーから「写真の情報写真の情報」ボタンをクリックする。すると、「写真の情報写真の情報」エリアが表示されるから、その一番下の「写真の文章写真の文章」のテキストエリアに文章を入力すればOK。これで、その写真に文章が登録される。

フォトライブラリで文章を編集

 こんな機能があったのか! これは目から鱗!!
 ただ、ひとつだけ注意したいのは、「写真の文章写真の文章」には、現在のデジブックフォーマットにおける1ページに表示できる制限を超えた文字数が登録できてしまう点だ。ちょっと気付きにくいが便利な機能なので、バンバン使っていきたいところ。

 デジブックの文字は少々小さめで見にくいのが難点だけれど、これは印刷製本時の都合もあり、現段階ではやむを得ないと思われる。もっとも、トリワークスでも改善策を模索しているらしいので、今後に期待だ。

コメント (0)

この記事にはまだコメントがついていません。

コメント RSS

現在コメントフォームは利用できません。

Powered by DigiBook